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2017年05月24日

【スディルマンカップ2017】日本がマレーシアを3-2で下し 予選グループ1位通過

悲願の金メダルを懸けて臨むスディルマンカップ2017。初戦ドイツ戦に快勝で、順調な滑り出しを見せた日本は、5月24日、予選グループ1位通過を懸けてマレーシアと激突した。


試合の詳細は下記の通り

日本 3―2 マレーシア
 
男子複
園田啓悟/嘉村健士(WR6)2(18-21,21-17,21-16)1 GOH V Shem/TAN Wee Kiong(WR )

女子単
山口茜(WR3)2(21-6 ,21-17)0 GOH Jin Wei (WR30)

男子単
五十嵐優(WR102)0(8‐21,5-21)2LEE Chong Wei(WR1)

女子複
髙橋礼華/松友美佐紀(WR1)2(21-17、21-18)0 CHOW Mei Kuan/LEE Meng Yean (WR25)

混合複
渡辺勇大/東野有紗(WR22)2(21-17、13-21、21-16)1 TAN Kian Meng /LAI Pei Jing(WR11) 


日本の先陣を切ったのは、男子複 園田啓悟/嘉村健士ペア。リオ五輪 銀メダリスト相手ペアと立ち上がりから激しい応酬を見せたが、次第にペースを掴んだのは相手ペア。何とか喰らいつく園田/嘉村ペアだったが、振り切られてしまい第1ゲームを18‐21で落とす。第2ゲームは、一転、園田/嘉村ペアのペース。積極的に攻めてポイントを重ねて、21‐17で取り返す。最後まで落ち着きを失わずに、ファイナルゲームを21‐16できっちり取った園田/嘉村ペアが、熱戦のハナを見事に切って先勝。




続く女子単は、ドイツ戦の奥原希望に代わって山口茜が、満を持して登場。第1ゲームをあっさりと取りながらも、第2セットは「相手に合わせてしまった(山口)」と言うように、お互いが大事なところでミスを繰り返して、なかなか差が開かない展開が続く。最後は、実力上位の山口が引き離しに掛かり、何とか21‐17で相手をねじ伏せてストレートで勝利。これで日本が2戦先勝で、勝利まであと一つと迫った。



男子単には、ドイツ戦の西本拳太に代わって五十嵐優が起用された。立ち上がりから、「小学校からの憧れだった」というマレーシアの英雄リーになかなか思うようにプレーさせてもらえない五十嵐。「すべてが通用しなかった」という力の差に堪えきれずに第1ゲームを21‐8で落とす。第2ゲームも立ち上がりから相手ペースのまま流れは変わらず、五十嵐は5‐21で世界のトップに屈した。これで、日本の2-1と勝敗の行方は初戦のドイツ戦同様、世界のタカマツに委ねられた。

 

そして、女子複の高橋礼華/松友美佐紀ペア。ドイツ戦に続いて勝利が懸かった試合に臨んだ今晩の相手は、「今まで対戦したことが無い」という世界ランキング25位のチョー/リー ペア。第1ゲームは予想外の相手の粘りもあったものの21‐17で取る。第2ゲームも必死に拾ってくる相手になかなか差を広げられない。タカマツにもミスが出て、相手ににじり寄る嫌な展開も最後は高橋の強烈なスマッシュでねじ伏せて、21‐18。終わってみればストレートの貫禄勝ちで、3戦先勝での日本のグループリーグ首位通過を決めた。

 

この試合のトリで混合複に登場したのが、若さと勢いの渡辺勇大/東野有紗ペア。第1ゲームは世界ランキング上位の相手ペアに押し切られて21‐16で落とすも、第2ゲームは終始優勢に進め21‐16で取り返す。ファイナルゲームも一進一退の五分で展開するが、最後はわずかに及ばず19‐21で落とした。本人たちも試合後に「勝ちたかった」と声を揃えた惜敗で、若いペアの大一番での勝利は決勝トーナメントの大舞台までお預けとなった。





試合後の選手コメント

男子複 園田/嘉村ペア
 
試合の感想は。
園田「本当に今日のマレーシア戦に向けてしっかりと準備してきたので、こうやってしっかり勝つことができて良かったなと思っている」
嘉村「団体のトップバッターだったので、こうやって勝ってチームに勢いを与えることができて本当に良かった」

第1ゲームの入り方はどうだったか。
園田「そうですね。入り方ってのは注意しなければいけなかったが、どうしてもプレッシャーが掛かる場面で、上げるほうが気持ち的に楽なので、そうすることを選択してしまった。次は、そこをしっかり改善しながらやっていきたいと思う」

第2ゲームは自分たちのペースでプレーできたいたようだが
嘉村「切り替えて、自分のプレーを貫いて、低空戦でいったのが、良い結果に繋がった。前衛でしっかり園田に出せる形を作らなければいけないと思っていたので、しっかり前に落として、園田に打たせる形に持って行けたのが良かったのだと思う」
 
日本のファンの応援は聞こえていましたか。
「そうですね。ベンチの出てない選手の応援も含めてしっかり応援してくれて、本当に力になりますし、絶対勝たないといけないっていう思いがギラギラ湧いてくる感じになる」
 
ファンへのメッセージ
園田「優勝を目指して、チーム一丸となって頑張っていくので、応援よろしくお願い致します」
嘉村「本当に熱い試合をチーム全体がやってくれると思うので、キャプテンの自分からのお願いです(深々頭を下げて)応援よろしくお願いします!」
 
女子単 山口茜
 
試合の振り返り
「日本代表としての団体戦は今年の1月以来で、その時とは違って『世界』っていう緊張感もあり、自分にとっては初戦だったこともあったので試合前は少し緊張していた。それでも試合が始まってしまえば、落ち着いて、あまり急がずに先手取りながらラリーができたんじゃないか。第2ゲームは、少し相手のリズムに合わせてしまうところがあったので、自分から仕掛けようとしたときにあまり良い体勢で打てていなかった。やはり、体勢が整う前に攻めようとして、ミスが出たりしたが、要所要所で相手のミスがあったりして、自分のペースになるまでラリーをつくっていけたので、団体戦の1勝としては良かったと思う」。
 
チームの雰囲気は
「やはりマレーシアが強豪でここが大事だってのは、皆分かっているから。それで勝って1位通過したいという思いが揃っていると思うので、初戦以上にチームとしていい意味で気持ちが入っていてチームとしていい雰囲気」
 
プレーは楽しめているか
「団体戦なので、楽しみ切れないというのが正直あるのかも知れないけど、今日の1ゲームなんかは自分の良いプレーがたくさん出たので、楽しんでやれたと思う」。
 
ゴールドコースト滞在は楽しめているか
「ビーチを走って、その後に海に入ったりとか普段やらないことが出来ている。試合期間が空いている分、普通の大会よりリラックスして楽しめている」
 
男子単 五十嵐優

今日の敗戦をきっかけに何か変われそうなことはありますか
「日本代表として、僕より強い選手はいるのに、こうやって連れてきてもらって、試合にも出させてもらっているっていう意味を自分でも考えて、周りの人のサポートに感謝を感じているので、これから日本に帰ったらもっと練習して、ひとつでもふたつでも、この経験を糧にしてレベルアップしていきたいと感じた」

今日の試合出場を聞かされた時の心境は?
「出られるかもしれないと聞いていたのもあって、自分でもきちんと準備してきたが、少しケガもあって思うような練習はできなかったけど、今できる最大限の準備はしてきたつもり。聞いたときは、もちろん日本代表として強い相手と戦うことに不安もあったけど、相手が小学校の時から憧れていた相手で試合ができるワクワクした気持ちもあった」
対戦してみての感想は。
「すべてにおいて、相手の方が上で、自分の何も通用しなかった。でも、もう少しコートの中で出来ることもあったと思うので、少しやりきれない気持ちがある」
 
女子複 高橋/松友ペア

試合の振り返り
高橋「今回、対戦したペアとは初めての対戦だったので、いつものペアじゃないだろうなとは思っていたけど、団体戦で初めての対戦ってことで自分の中で少し焦りはあった。早く決めたいという気持ちが強過ぎて、あまりうまくプレーできていなかった」
松友「相手がイケイケで来ることは分かっていたので、その中で自分がどれだけリズムを保てるか、自分のリズムを作っていこうと思ってやった。相手は、一生懸命拾って、一生懸命打つっていう感じの頑張るタイプという印象」

チームの雰囲気は
高橋「試合の時は、自分たちは最後の方に試合をすることが多いので、1試合目から本当に声を枯らすくらい応援しているし、自分も試合があるからといって応援をセーブするとかじゃなくて、今日も男子ダブルスでもしっかり応援した。本当に、試合に出てない選手もしっかりサポートしてくれているし、試合に出てる選手もしっかり頑張っているし、チームの雰囲気は出場国の中でもナンバーワンじゃないですかね(笑)」。
 
松友「日本人の方も沢山来ていただいているし、頑張れという声とかも聞こえていて、本当に有難い」
 
混合複 渡辺/東野ペア

惜しい試合だったが、試合を振り返り
渡辺「いやー、本当に惜しかったぁー」東野「(笑)」
渡辺「勝ちは決まっていて、2-2で自分たちで決まるという状況じゃなくて、その分気持ちは楽だったが、とにかく勝ちたかった。自分たちは第1ゲームの出だしがいつもあまり良くないので、サーブ入れるとか、そういった簡単なことが第2,3ゲームより悪かった」。
東野「サーブだったり、サーブの次とかが大事なのに3ゲーム目の大事なところでそういうミスが出てしまったのが、最後の結果につながってしまった」
 
大事な一戦を前にしての気持ちは
渡辺「正直、2-2あるかなとか思っていたんだけどな、思いませんでした?」東野「(笑)」
渡辺「でも、正直もう勝ちは決まっていたので、プレッシャーに負けるというよりは、負けてはしまったが、自分たちのプレーが出来たって方が大きい」

試合前にはどんな声を掛け合ったのか
東野「勇太君はいつも『前勝負』って言ってくれるので、私が自信を持って前で作れれば上がってくるだろうし、そこは自分も出だしが悪いので、いかに自分も最初から良い形を出していけるかってのが大事だと思う」
 
決勝トーナメントへの意気込み
渡辺「チームが勝って1位通過ってのは大きいので、優勝に向けてチームとしても僕ら自身も勢いを持って、応援を力にしながら団体戦らしく戦っていければと思う」
東野「混合ダブルスはとても大事なところで戦うので、もし、次も出してもらえるのならばしっかり勝てるように準備していきたい」
 


各予選グループの順位は以下、強豪国インドネシアが予選敗退となった


悲願の金メダルへの最初の大きな関門マレーシアを3-2で下した日本は、シードでの決勝トーナメント進出を決めた。試合後に行われたドローの結果、大会6日目の5月26日(金)現地時間正午、準々決勝で再びマレーシアとの対戦が決まっている。

▼決勝トーナメントドロー


(ゴールドコースト/植松久隆、写真:Badmintonphoto)



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