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2012年12月02日
【全日本総合】 女子シングルス2012予想
昨年の優勝は奥原希望(大宮東高校)。決勝戦の王者廣瀬栄理子(パナソニック)との戦いは全国のバドミントンフアンが前日から興味津津で楽しみにしていたはずである。しかし、過去に例のない試合開始時刻20分前での廣瀬の体調不良による棄権。奥原不戦勝で決着がついた。奥原の最年少優勝という記録付きの栄冠となった。


今回残念なのは佐藤冴香(日本体育大学)が出場できないこと。今年のロンドンオリンピックでベスト8進出をかけてティーネ・バウン(デンマーク)と対戦中、左足をケガしての棄権敗退。現在、リハビリ中である。ゆっくり治して元気な姿で復帰してもらいたい。
今年もやはり、優勝最有力候補は第1シード廣瀬栄理子(パナソニック)。大本命で6度目のタイトルを目指す。9月のヨネックスオープンジャパンでは優勝こそ逃したが復活の準優勝だった。日本のエースとして君臨し、ロンドンオリンピック出場はならなかったが過去5度の優勝経験を誇り、実績、実力№1である。昨年のように体調に左右されることが多く、日本リーグ、海外遠征など厳しい日程の中でどのように調整していくかが優勝への最大の課題となる。
第2シード、三谷美菜津(NTT東日本)。10月のフランスオープンでスパーシリーズ日本選手初の優勝という偉業を達成し、急速に力を付けて勢いに乗っている。スピードあるフットワークがショットに安定感を生み、威力を増している。今年は昨年の台風の目から有力候補になる。
第3シード、奥原希望。世界ジュニア選手権女子シングルス優勝はバドミントン界初の快挙である。インターハイでは2連覇、ランキングサーキット大会も制し、すでに王者の風格が出てきた。しかし、今年は追われる立場になる。如何に挑戦者の姿勢で試合に挑むかが重要になる。
第4シード、後藤愛。過去2007年準優勝、2008・9・10・11年と4年連続第3位と安定した戦績を残しながら、未だ優勝に手が届かない。今年は背水の陣で臨む。
今年、注目し期待したいのは今別府香里、高橋沙也加(パナソニック)、橋本由衣(NTT東日本)、打田しづか(日本ユニシス)。
今別府は2007年優勝経験を持ち、柔らかい上体から繰り出すクリア、スマッシュ、ドロップは相手にとって見分けがつきにくく脅威である。高橋は上位陣唯一の左腕。未だに余りある素質、能力が発揮されていない。今年は台風の目になること間違いなし。橋本は全日本社会人大会優勝。パワー溢れる攻撃力は魅力があり、誰もが認める。優勝を狙える実力は充分付いてきている。打田は好不調の波があり、持ち前のスピードあるプレイが活かせないことが多い。
思い切りの良い試合展開を終始続けられるかがカギになる。この他、今年もシングルスに挑戦する松友美佐紀((日本ユニシス)、北都銀行のエース楠瀬由佳、パナソニック期待の関谷真由、インカレ2連覇の玉木絵里子(早稲田大学)にも注目してみたい。 また、若い力の星千智(金沢向陽高校)、大堀彩(富岡高校)山口茜(勝山南部中学校)らがこの大舞台で如何に普段の実力を発揮し、上位を脅かす活躍をするか期待したい。
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