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2011年10月31日

イ・ヨンデ/ジュン・ジェサン組 2週連続フレンチオープン優勝!

日本時間10月30日午後、スーパーシリーズのフランスオープン2011の決勝戦が行われました。

 それぞれの種目の決勝戦が行われる中で特に観客の注目を浴びていたのが男子ダブルス、世界ランキング2位のジュン・ジェサン/イ・ヨンデ組と、世界ランキング1位のカイ・ユン/フー・ファイファン組との対決でした。この対決は韓国ペアが中国ペアを2-1で逆転勝利を収めています。

ジュン・ジェサンイ・ヨンデ
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 ジュン・ジェサン/イ・ヨンデ組にとってはあまりコンディションが優れない状況の中でのスーパーシリーズ3つ目の栄誉を獲得しました。しかも3回も連続して世界ランキング1位のカイ・ユン/フー・ファイファンを降しています。最近の対戦では韓国ペアが7勝2敗と優位に立っており、まさに世界チャンピオンキラーと呼んでも大げさではありません。双方は先週のデンマークオープンでも対戦しており、その時も中国ペアは韓国ペアに辛酸を嘗めさせられています。

 第1ゲーム開始直後からカイ・ユン/フー・ファイファン組の「負けたくない」という気迫のプレーの前にジュン・ジェサン/イ・ヨンデ組は圧倒されてしまいます。安定感が持ち味の韓国ペアらしからぬイージーミスを繰り返し、点差を離されていきます。特にイ・ヨンデが集中力を大きく欠き、前衛時のネットにかけるプレーが目立ち、ジャッジミスを繰り返すなどで戦況は思わしくありません。なんとか持ち直して何度かリードを奪ったりはしますが、後が続かずあっという間に14-21で第1ゲームを落としてしまいます。

 第2ゲームに入っても中国ペアの猛攻が続き、リードを許す展開が続きます。しかし、第1ゲームから攻め続けてきた中国ペアは体力の消耗も激しく、韓国ペアはそんな中国ペアの攻撃のほころびを見落としませんでした。彼らはスタイルをチェンジして攻撃に徹し始めたのです。カイ・ユン/フー・ファイファンの攻撃を上手く受け流し、逆にそこからどんどん攻撃に繋げていきます。これまでのイージーミスが嘘のようにイ・ヨンデの前衛でのプレーが冴えわたります。点の取り合いの硬直状態から抜け出した韓国ペアは着々とファイナルゲームの布石を打っていきます。相手の激しい攻撃の際にも無理をしてカウンターを狙いにはいかず、冷静にシャトルをコントロールし相手を激しく揺さぶっていきました。対する中国ペアはみるみる体力を消耗し、攻撃が決まらなくなったことからの焦燥感に苛まれていきました。結局このゲームはジュン/イが殆ど体力的な消耗のないまま21-15で取り返したのです。

 ファイナルゲームでは韓国ペアが驚異的な集中力を見せ、攻撃力に定評がある中国ペアとはいえ今の韓国ペアにとっては迷った状態での攻撃など全く受け付けません。カイ/フーは何とかしてイ・ヨンデを前衛から外す為に揺さぶります。元来ジュンの後衛、イの前衛というように役割が明確だったこのペアですが、この日はジュンのネット際のプレーのレベルも非常に高く、中国ペアはもはやなす術がなく11-5でチェンジコートをします。チェンジコート後も韓国ペアの体力は衰えを全く見せず、点差は最高16-6で10点差にまで開きました。その後もジュン/イは集中力を落とすことなく冷静にゲームを支配し、21-11でゲームを奪い2-1で逆転勝利を収めています。1週間少しでカイ・ユン/フー・ファイファン組を連続で破っての優勝となりました。
 
 ここの所怪我等で調子を崩していたジュン・ジェサンと、最近上向きなものの調子を崩していたイ・ヨンデでしたが、ここにきてコンディションをピーク時よりも高い状態に調整しています。これまでの結果は、来年のオリンピックでも一層の活躍を予感させてくれるものと言っても過言ではないでしょう。

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情報提供:VICTOR SPORTS




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