2010年03月01日

トマス杯・ユーバー杯 本大会出場権の行方は・・・

 2年に1度開催される世界国別団体戦「トマス杯・ユーバー杯」。その本戦に出場するためのアジア予選会が幕を閉じた。

男子は準決勝で強豪インドネシアに敗退し迎えた3位決定戦。勝てば本大会出場権が決定するこの試合で日本はインドと対戦。準決勝でアテネ五輪金メダリストのタウフィック・ヒダヤット(インドネシア)をあと一歩まで追い詰めた田児(NTT東日本)が足首を痛めるアクシデントがあり、ベストメンバーではなかった日本。第1シングルスの佐々木、第1ダブルスの平田・橋本(ともにトナミ運輸)が連続して敗れ苦しい展開となるものの、第2シングルスの山田、第2ダブルスの早川・数野(ともに日本ユニシス)がファイナルの接戦で見事に勝利。2-2で迎えた第3シングルスにはキャプテン佐藤(NTT東日本)が登場。ファイナル18-20のピンチから20-20と追い上げるものの、最後は22-24で僅かに力及ばず2-3で敗退し結果は4位に終わった。

しかし日本は、アジア予選4位に入ったため、アジア予選4位の日本とヨーロッパ予選4位のウクライナが3月4日の発表の世界ランキングでシングルス上位3名、ダブルス上位2組の世界ランキングのポイントの合計が少ない点数の国が最後の1枠を獲得できるため、
日本はそこに最後の望みを繋げることとなる。



女子は、グループリーグを1位で通過し、準決勝で強豪韓国と対戦。第1シングルスの後藤が格上相手に粘り強いプレーで見事勝利。しかし第1ダブルスの藤井・垣岩(NEC SKY)第2シングルスの佐藤(日本体育大①)、第2ダブルスの末綱・前田(NEC SKY)が敗れてしまい1-3で敗退。そして男子と同様、本大会の出場権をかけた3位決定戦インドと対戦。予選リーグでは3-1で勝利している相手。

第1シングルスで後藤(NTT東日本)がサイナ・ネワルに敗れてしまうものの、第1ダブルス藤井・垣岩(NEC SKY)が素晴らしいラリーで完勝。第2シングルス廣瀬(三洋電機)が落ち着いたプレーを見せストレートで勝利。第3シングルスの平山(日本ユニシス)が敗れ2-2となり、勝敗を決する第2ダブルス。今大会キャプテンに任命された前田と末綱(NEC SKY)が登場。持ち前の安定したラリーと試合運びで相手を圧倒。16本、10本のストレートで勝利。チームも3-2で勝利し、上位3カ国に与えられる本大会出場権を見事獲得した。



トマス杯・ユーバー杯の本大会は5月、マレーシア・クアラルンプールにて開催される。

本大会でも日本代表の活躍に期待したい。

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