2014年06月27日

全日本実業団~男子・大会のみどころ~

2014年7月2日(水)より7月6日(日)まで、香川県の高松市総合体育館、香川総合体育館、坂出市立体育館において、厚生労働大臣杯・第64回全日本実業団バドミントン選手権大会が開催される。


組合せ (全日本実業団選手権大会 - 公式ページより)


男子・大会のみどころ


昨年の決勝戦の日本ユニシスとNTT東日本は2006年(ユニシス優勝)以来の戦いとなりました。結果はダブルスに一日の長がある早川・遠藤組、数野・山田組が小松崎・竹内組、川前・田児組に連勝し、流
れを掴むと桃田にトップシングルスを奪われるものの坂井が和田に1ゲーム目はチームの勢いそのままに完勝し、勝負の決まる2ゲーム目はプレッシャーと緊張で食い下がられたが最後はここまでの良い流れを保ち、勝負強さを発揮して、昨年に続き2連覇、3度目の優勝を飾った。

NTT東日本はエース田児を第三シングルスにおいての敗戦は悔いが残る戦いとなったが各試合とも勝負がどちらに転ぶかわからない大激戦であった。特に5年ぶりの優勝を狙ったNTT東日本のトップダブルス小松崎・竹内組の気迫は素晴らしく、準決勝では平田・橋本組に競り勝ち、決勝では早川・遠藤組を脅かす、ファイナルにおよぶ大激戦は敗れたものの団体戦の醍醐味を充分に示してくれました。

一方、悔やまれるのはトナミ運輸。優勝へのリベンジで挑んだこの大会。準決勝NTT東日本戦では期待の単複の主軸、平田・橋本組、佐々木が相次いで敗れる誤算で0-3の完敗、実力を出さないままでの敗戦となった。もうひとつのベスト4、日立情報通信エンジニアリングの連続準決勝進出は立派。目立った選手はいないが混戦の中を手堅く勝ち抜いてのベスト4進出は素晴らしく、健闘を称えたい。

今年の優勝争いも言うまでもなく、当然のように日本ユニシス、NTT東日本、トナミ運輸の3強対決は変
わらない。日本ユニシスはシングルス上田、坂井、ダブルス早川・遠藤組、数野・山田組、佐伯・垰畑組、
井上・金子組。NTT東日本はシングルス田児、桃田、ダブルス小松崎・竹内組。トナミ運輸はシングルス
佐々木、武下、ダブルス平田・橋本組、園田・嘉村組などそれぞれの主力がナショナルメンバーとして活躍していて、総合力では甲乙つけ難い。どこにでも優勝のチャンスがあり、また、日立情報通信エンジニアリ
ングにもこの3チームにひと泡吹かすだけの充分な実力がある。

組合せシードで順調に勝ち上がると準決勝において第一シード日本ユニシスと日立情報通信エンジニアリング、もう一方の準決勝は第二シードNTT東日本とトナミ運輸の対決になる。決勝進出をかけて、また悲
願の優勝への望みをかけてのこの戦いが第一関門となる。特にNTT東日本とトナミ運輸は両チームにと
っては落とせない、フアンにとって絶対に見逃せない大一番となる。今年も佐々木翔、田児賢一の夢の対決が今から楽しみである。

その他に昨年ベスト8入りした、大同特殊鋼、南那須精工、宇部興産、JR北海道、地元のタダノなどに
期待したい。また、この団体戦はチームワーク、勢いのあるチームが上位に進出するということが醍醐味のひとつであり、今年もまたこのようなチームが多くでることを期待します。

日本ユニシス    
今年は3連覇を狙う!!シングルスの上田、ダブルスの早川・遠藤組は中国、マレーシア
に勝って世界選手権トマス杯の優勝を決めたメンバー。プラス数野・山田組、佐伯・垰畑
組はランキング大会で決勝を争い。シングルス坂井が充実。総合力出場チームNo.1!

NTT東日本    
エース田児に世界レベルの実力を付けた桃田、この二人はトマス杯優勝の原動力、その再現
を見たい。ダブルスは急成長の小松崎・竹内組にもう一つはここ一番で田児、桃田がどう絡
むのか?団体戦でしか見られない組合せが楽しみであり、6年ぶりの優勝のカギとなる。

トナミ運輸      
当然リベンジ!!シングルスは佐々木、武下、ダブルスは平田・橋本組に急成長園田・嘉
村組の強力な単複2枚看板を中心に新人権藤、渡邊、保木、小林が加入して、総合力は大幅
アップ。

日立情報通信エンジニアリング
ここ数年、日本リーグで結果を残し、一昨年、昨年と連続ベスト4は立派!年々着実に実
力を付けているチーム。シングルスのエース松川に内藤、丸尾が加わり、ダブルスは大嶋
・三橋組、梅野・山崎組と強力、今年もドローは前回同様準決勝ユニシス戦、目標は決勝進出!!

大同特殊鋼      
以前からベスト8以上のチーム力がありながら、抽選に恵まれず、足踏みをしていましたが
やっと、実力通りのベスト8確保。山形、長谷川、松丸の加入でさらに強化。楽しみな存在。

宇部興産 
3年連続、ベスト8入り!伝統のあるチームが山口国体を機に益々強力なチームに。主将の
松尾のシングルにダブルス山平・米元組を中心に今年も最低この「ベスト8」シード権は
保したい・・

南那須精工      
2011年(初出場)12年、13年と3年連続ベスト8は素晴らしい!若手中心の少数
精鋭のチーム、勢いがあり、大会を盛り上げてくれるチーム。今年の目標もベスト8以上!!

JR北海道      
昨年は地元開催でトナミ運輸に完敗。その後、日本リーグでは会社の都合にて全試合辞退。
今年に入り、主将高島のアキレス腱断裂とチーム状況は厳しい。しかし、エース竹村、ダブル
スは牧野・渡部組は健在。フアンから好かれる真面目ないいチーム!!ベスト4の力は充分有。

ジェイテクト 
一昨年念願のベスト8。昨年は東北マークスとの激戦から大同特殊鋼での2試合続けての
接戦で力尽きて、ベスト16での敗退。しかし、着実にチーム力がアップ。目標ベスト8復活!!

丸杉      
ここ5大会連続ベスト16の急上昇中のチーム。昨年は日本リーグ1部でも活躍。今年は上
位進出、初のベスト8入りを目指す!!台風の目となること間違いなし。

トリッキーパンダース    
2011年ベスト4、その後2年連続ベスト16!!昨年は高階、井谷の単・複
フル回転の厳しい戦いであったが今年は福田、米田、リャオ・ミン・チュンの加入でベスト4
復活を目指す。

タダノ     
香川県、四国を代表する伝統のあるチーム。今年は地元開催。松本主将、竹川、天野を中心
に2年連続ベスト16の力でベスト8を賭けて、地元の声援を受けて、王者日本ユニシスに挑む!!


==美郷茂樹==


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【LIVE配信ご案内】

7月5日(土) 10:00~ 準々決勝、準決勝
7月6日(日) 10:00~ 決勝

配信場所:SMASH and NET .TV トップページ
http://www.smash-net.tv/

※視聴はすべて無料となります。



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