2009年12月01日

全日本総合バドミントン選手権大会 女子ダブルス展望

 昨年会場を感動の涙でつつみ5連覇を達成してペアを解消したオグシオこと小椋・潮田(三洋電気)。

そのオグシオに決勝で敗れたスエマエこと末綱・前田(NEC SKY)は今年こそ総合の奪取に燃える。北京五輪では4強入り、世界選手権では8強、全日本社会人で優勝。YOJ2009では19年ぶりとなる決勝進出を果たし、世界でもトップクラスのレベルを誇るペアに死角は無い。

その末綱・前田に全日本実業団で唯一土をつけたのが松尾・内藤(三洋電機)。今年代表入りして国際大会を回り始め、序々に結果も出始めている期待のペア。素早いドライブの展開に持ち込み、攻めのパターンを作れば優勝の可能性は大いに秘めている。

そしてもう一組決勝進出しそうなのが、末綱・前田の後輩ペアである藤井・垣岩(NEC SKY)。日本代表入りしてから急激に成長をとげ、世界ランクも上位に位置し、藤井の前衛、垣岩の後衛が噛み合えば日本トップクラスの攻撃力となる。

その他に上位進出しそうなのが昨年高校生ペアながら4強入りを果たした高橋・松友(日本ユニシス・聖ウルスラ学院英智)。高橋が社会人となり、ペアとしての練習時間は決して多くはないものの、大阪国際では優勝を果たしてやはりペアとしての存在感を感じさせた。

こちらも昨年総合4強の多谷・脇坂(三洋電機)。ランキングサーキットや全日本社会人にて安定した結果を残しており、総合でも上位に食い込んでくるのは間違いない。ランキングサーキット準優勝で実績十分の赤尾・今別府(ヨネックス)。昨年総合でオグシオをあと一歩まで追い込んだ日野・小池(広島ガス)。

学生ではインカレを優勝した桜井・西山(早稲田大学)、そしてIHを制しYOJでも8強いりを果たした高橋・古西(高岡西高校)などの若手も組み合わせ次第では上位進出に進出する可能性は十分にあり、こちらにも注目したい。

末綱・前田が頭一つ抜けている女子ダブルス。しかし注目されるペアは皆安定感があり、簡単に崩すことの出来るペアはない。そんな中で勝ち上がりをみせるペアは果たしてどのペアか。女子ダブルスに注目したい。

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