2018年04月19日

山口茜 日本人女子初となる世界ランキング1位へ

山口茜(再春館製薬所)が2018年4月19日付 女子シングルスで2016年12月1日から1位を
キープしていたTAI Tzu Yingを抜き日本人女子初となる世界ランキング1位となった。



以下、再春館製薬所プレスリリースより

■世界ランク1位を目指してきた、山口茜選手

山口茜選手(20歳)は福井県勝山市出身。
2013年9月ヨネックスオープンジャパンにおいて初優勝を機に世界ランク145位から、85位にジャンプアップ。以降、着実に世界での活躍を続け、2年後の2015年6月にベスト10にランクイン。

2017年3月に日本の女子シングルス選手として、 初めて過去最高の2位に輝く。社会人として再春館製薬所に入社した2016年、リオ・デジャネイロ五輪に出場(5位入賞)。

2017年11月、年間に5大会しか実施されない、スーパーシリーズプレミアの中国オープンで優勝、2017年12月、年間世界ランク上位8位以内の選手しか出場できない、スーパーシリーズファイナルズで初優勝を飾った。
 
また、国内での実績も着実に積み重ね、2017年12月に開催された、国内個人競技のナンバーワンを決める全日本総合選手権大会で、高校2年生以来、2度目の優勝。2018年3月に仙台で開催されたTOP4トーナメントにおいて自身の勝利で、チームの初優勝に貢献するなど、団体戦においても要となる活躍を見せている。
 
今後は、日本代表選手として、中国で開催されるアジア選手権大会、 国別対抗団体戦として開催される、ユーバー杯での出場も期待されます。


山口茜選手からのコメント

Q.世界ランキング1位になった、今の心境を聞かせてください。

A.世界ランキング1位になることは目標の1つとして掲げていたものなので、達成することが出来て嬉しい気持ちです。大会直後のランキング更新ではない時に、1位になったことも自分らしいなと感じています。

Q.いつ頃から世界ランク1位を意識してきましたか?

A.海外を転戦するようになってから世界ランキングはずっと意識していましたが、 初めて2位になった時に、1位になってみたいと思う気持ちが強くなりました。

Q.世界ランク1位を目指していたと思いますが、その想いを聞かせてください。(世界ランク1位になることのイメージだったり、高い壁だと思っていたことなど)

A.初めてランキング2位になった時や、2017年のスーパーシリーズファイナルズで優勝した時も、1位とのポイント差が 大きく世界ランキング1位になることが凄く
難しいことであるとは感じていましたが、この目標があることで頑張れた試合も多かったと思います。 

Q.ひとつの夢だった世界ランク1位が叶いました。次に目指すことは? (継続すること、五輪、まだ獲得していないタイトルとか、チームのことでも)

A.もちろん1位を継続することに挑戦はしていきたいですが、あまりこだわり過ぎず、これまで通り目の前の1試合を精一杯、自分らしく楽しんでいきたいです。

Q. 2年後の東京五輪に向けて。 

A.まずは出場権獲得に向けて、やるべきこと、出来ることをしっかりやり、バドミントン選手としてより強くなっていきたいです。日頃からご支援、ご声援を頂いている皆様に明るい話題をお届けできるよう、精一杯頑張ります。


▼写真は2017年全日本総合 決勝


チーム監督 池田雄一よりコメント

山口が、日本人史上初の世界ランキング1位になり 本当に凄い偉業を成し遂げました。

シングルで1位という事に非常に価値があり、これは年間を通して高いパフォーマンスを維持し、大きな怪我もなく試合ができた結果だと思います。
 
ただ、世界ランキング1位は彼女の通過点で、彼女自身は1位になったからといって1番強いとは感じていないと思うので、これからも引き続き努力して、観ている人を楽しませてくれるバドミントンを追求してほしいです。

Q.昨年1年間、山口選手が安定した成績をだせるようになった要因、特に近年、山口選手のどの部分が成長したと感じていますか。

A.ここ1年で山口が成長した部分は守備力の向上があります。 以前は自分から攻撃的なラリーを仕掛けて、トリッキーな球出しなどで点数を取っていましたが、それも上手くいかない 時は自滅してしまう事が多かったです。

  今は高い球を使い、相手に攻めさせてから自分の攻撃に繋げているのでリスクが減り安定した結果が出ています。 それには基本的なストロークのレベルが高くないとできない事なので彼女が日々基本練習を積み重ね、試合で失敗したり、成功したり、継続して実践してきた事が守備力の向上に繋がっていると思います。



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