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2013年06月29日
全日本実業団~女子・大会のみどころ~
2013年7月3日(水)より7月7日(日)まで、北海道札幌市の北海道立総合体育センター(北海きたえーる)、白石区体育館、中央体育館において、厚生労働大臣杯・第63回全日本実業団バドミントン選手権大会が開催される。
女子・大会のみどころ
昨年の決勝は王者パナソニックと新鋭ながら急上昇して初優勝を狙う日本ユニシスの対決だった。注目の準決勝対決だった日本ユニシス×ルネサスは大激戦が予想されたがユニシスが3-0の完勝。ルネサスはオリンピックの関係で国際大会を優先した末綱・前田組、藤井・垣岩組の二枚看板を欠き、若手中心で臨んだ準々決勝でNTT東日本に3-2の大激戦を演じ歓喜の勝利をしたものの、その疲れが残り、ユニシスに完敗。準決勝では力尽きてしまったが、このゾーンのシードのNTT東日本を相手に伊東が三谷を、福島が後藤を破るなど大健闘、大接戦の末でのベスト4進出。この試合、その健闘は素晴らしく、称賛に値する戦いぶりだった。もう一方の準決勝、パナソニックは広島ガスとの準々決勝で疲れが残る岐阜トリッキーパンダースを3-0と降して力を残しての余裕ある決勝進出だった。
初の決勝対決になったこの試合はお互いのダブルスのエース、松尾・内藤組が第一ダブルスに、高橋・松友組が第二ダブルスに出場したため、1勝1敗のスタートでシングルス勝負となった。勝負の行方を左右したのは第一シングルス新鋭高橋沙也加の活躍。ユニシスのエース王栄に圧勝し、その勢いに乗り3-1での通算17度目の優勝となった。その他、昨年のどの試合についても熱戦の連続であり、大会を盛り上げてくれたチーム、選手に改めて敬意を表したい。
しかし、この大会後に残念な出来事が起きた。9月に流れた突然の王者パナソニックの休部情報は実業団バドミントン界を凍らせた。結局事実上の廃部となり、ほとんどの選手が他チームに移籍することになった。寂しいことだが新天地、新チームに移籍した選手にはより一層の活躍を期待したい。
今大会の優勝争いはパナソニックから移籍した選手の動向もあり、日本ユニシス、ルネサス、NTT東日本、ヨネックスの4強の激突となる。ユニシスに高橋沙也加、ルネサスに福万・與猶組、NTT東日本に松尾、ヨネックスには廣瀬、今別府、内藤が移籍してのレベルの高い戦いとなる。予想ではユニシス×NTT東日本、ルネサス×ヨネックスの準決勝対決になりそうである。決勝はユニシス×ヨネックスかルネサス×NTT東日本か、いずれも絶対見逃せない一戦となる。
これらのチームに一矢報いたいのが実業団に強い実績のある第3シード岐阜トリッキーパンダース、日本リーグ1部チーム北都銀行、七十七銀行、広島ガス。他、三菱電機、ACT SAIKYO、日立化成、富山トヨタ自動車、山陰合同銀行、豊田通商、岡山ガス等であり、各チームとも、目標は大きく、優勝を目指してチャレンジしてほしい。今年は地元となるJR北海道には上位進出のチャンスがあり、健闘を期待したいところだ。
日本ユニシス
ダブルスの軸の高橋・松友組を中心にシングルスは打田、野尻野に奥原、高橋(沙)の加入で戦力が大幅アップに、第二ダブルスは未知数だが総合力はトップ! 今年こそは初優勝!!
ルネサス
『目標!いつも優勝!』。二枚看板末綱・前田組、藤井・垣岩組の藤井の負傷はマイナスだが久後・宮内組の成長、福万・與猶組の加入、シングルス伊東、峰が安定して、雰囲気は最高!!
岐阜トリッキーパンダース
脇田・江藤組は4月の大阪インターチャレンジ優勝など円熟味を増している。シングルスに下崎が入り、一本軸が出来た。最低目標ベスト4シード確保!!
NTT東日本
信頼できるシングル後藤、三谷、橋本、ダブルスは樽野・新玉組に松尾加入のダブルスとやっとシングルス、ダブルス分業体制に! 新人渡邊も勝負強く、優勝できる態勢が整った。今年こそは本気で21年ぶりの優勝を狙いたい!!
広島ガス
小池・桜井組は計算できる。ずば抜けた選手はいないが豊富なメンバーでチームワークのいい若手中心のさわやかなチーム。今年は日本リーグ1部昇格が叶い、勝負強さを見せてほしい!!
北都銀行
一昨年ベスト8入りにてACT SAIKYOに2-3の惜敗。昨年はACT SAIKYOと対戦3-0にて完勝、最高のリベンジなる。三木・米元組の補強で4強の一角ルネサスに挑む!!
三菱電機
今年も木戸、伊藤と将来性のある選手が加入していつもしっかりチーム作りをしているチーム! 今回はヨネックスと因縁のベスト8入りの戦いになる。目標はあくまでベスト4!!
ヨネックス
パナソニックから廣瀬、今別府、内藤の強力メンバーに新人鈴木温子が加入、ベテラン今別府(靖)に田村、板垣、土井が着実に力をつけ、戦力大幅アップ!! まずは4シードを奪回!!
七十七銀行
ダブルス陣は今井・大森組を軸に勝負強い服部・神組、シングルス陣は音田、幡谷に新人北の加入で大会に臨む!!粘り強さ、チームワークの良さが身上のチーム!
日立化成
実力がありながら今一歩のところでベスト8の壁を破ることができていない。昨年は三菱電機に2-1からの悔しい逆転負け。インカレチャンピオン玉木の加入でこの壁を破りたい。
JR北海道
後藤キャップテンを中心に工藤、中川、平敷、中川、新人鈴木の布陣。チームのまとまりは抜群!今年は地元開催、応援で勢いを付けよう! ファイト!!
==美郷茂樹==
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