2010年03月17日

【写真追加】第100回全英オープン選手権大会 重い扉が開かれた!!

 3月9~14日(火~日)までイギリス バーミンガム市にて第100回全英オープン選手権大会行なわれ、田児賢一(NTT東日本)が見事に準優勝という快挙を成し遂げた。


 本戦から出場した田児は初戦からYOJ2009で4強のグエン・ティエンミン(ベトナム)、2回戦ではヨシアム・パーソン(デンマーク)といった実力者達を下し準々決勝に駒を進める。準々決勝では昨年の同大会で敗れた陳金(中国)と対戦1、2ゲーム目を接戦で分け合うと3ゲーム目は終盤を一気にポイントを奪い13本で勝利。80分にも及ぶ大熱戦を制した。


 続く準決勝ではYOJ2009を制し、同大会で北京五輪金メダリストの林丹(中国)を下している鮑春来(中国)と対戦。1ゲーム目を18本で落としてしまい、2ゲーム目も19-20と相手にマッチポイントを握られてしまうもここから逆転。3ゲーム目は序盤に果敢に攻め込みリードし、18本で奪って日本人選手では秋山真男氏以来44年ぶりに見事決勝進出を果たした。


 決勝では北京五輪銀メダリストで世界ランク1位のリー・チョンウェイ(マレーシア)と対戦。1ゲーム目15-11とリード奪うも、徐々にスピードを上げる相手にミスが続いてしまい最後は相手のネットインで1ゲーム目を落としてしまう。2ゲーム目は相手にリードを許すも14-14と同点に持ち込む。一進一退の攻防になるも17-20で相手にマッチポイントを握られてしまう。しかしここから田児も粘り19-20。息を呑むラリーは相手の放ったショットがライン際へ。無常にも線審の判定はイン。あと一歩で頂点には手が届かなかった。しかし歴史と伝統ある全英オープンで準優勝という素晴らしい成績を収めた。


 その他にも女子ダブルスで末綱・前田(NEC SKY)も8強入りするなど世界最高峰の舞台で大躍進を遂げた日本代表。今後の代表選手達の世界での活躍に注目したい。


日本人選手達の結果はこちら
【男子シングルス】
田児 賢一(NTT東日本)・・・準優勝
佐々木 翔(トナミ運輸)・・・1回戦敗退
山田 和司(日本ユニシス)・・・予選2回戦敗退


【女子シングルス】
平山 優(日本ユニシス)・・・2回戦敗退
廣瀬 栄理子(三洋電機)・・・2回戦敗退
後藤 愛(NTT東日本)・・・2回戦敗退
佐藤 冴香(日本体育大①)・・・1回戦敗退


【男子ダブルス】
廣部・遠藤(日本ユニシス)・・・2回戦敗退
平田・橋本(トナミ運輸)・・・1回戦敗退
数野・早川(日本ユニシス)・・・1回戦敗退
佐藤・川前(NTT東日本)・・・1回戦敗退


【女子ダブルス】
末綱・前田(NEC SKY)・・・8強
藤井・垣岩(NEC SKY)・・・2回戦敗退
松尾・内藤(三洋電機)・・・1回戦敗退
高橋・松友(日本ユニシス・聖ウスルラ学院英智)・・・1回戦敗退


【混合ダブルス】
橋本・藤井(トナミ運輸・NEC SKY)・・・2回戦敗退
早川・松友(日本ユニシス・聖ウスルラ学院英智)・・・1回戦敗退
早川・高橋(日本ユニシス)・・・1回戦敗退
平田・前田(トナミ運輸・NEC SKY)・・・予選2回戦敗退
数野・垣岩(日本ユニシス・NEC SKY)・・・予選1回戦敗退

詳しい結果はこちら

決勝戦ダイジェスト動画はこちら

日本選手ダイジェスト動画はこちら

写真左から:田児選手2枚、末綱・前田ペア、廣瀬選手 (Badminton Photo)

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