2009年11月09日

バドミントン日本リーグ2009 横須賀大会

 11月8日(日)に横須賀アリーナにて日本リーグ2009 横須賀大会が開催された。

今回の対戦カードは男が日立情報通信エンジニアリングと金沢学院クラブ。女子がNEC SKYとヨネックスのカードとなった。横須賀での開催ということもあり、会場にはホームである日立の大応援700人を含む約1700人の観客が会場に足を運んだ。

開会式には横須賀市長の吉田氏と小泉進次郎衆議院議員が訪れ、挨拶を務め選手達を激励した。

試合は12時から行なわれ、NEC SKYとヨネックスが先に開始。第1ダブルスに登場したのは、末綱・前田(NEC SKY)と横関・佐々木(ヨネックス)。横関・佐々木がYOJ2位の末綱・前田を相手に粘りを見せるものの、自力に勝る末綱・前田が2―0でストレート勝ち。

続くシングルスは今井(NEC SKY)と柏原(ヨネックス)が対戦。両者共に粘りを見せ、 非常に長いラリーを展開。ファーストは今井が先取するものの、セカンドでは柏原がマッチポイントを握られながらも逆転し、勝負はファイナルへ。しかし柏原は体力を消耗し過ぎてしまい、失速。そこを見逃さなかった今井が柏原を下し、決勝点を上げた。「相手が柏原ということもあり、粘りあいだったが負けられない戦いだった。ファイナルで相手が疲れているのがわかったので、更に粘っていこうと思った」(今井)

第二ダブルスは藤井・垣岩(NEC SKY)と赤尾・今別府(ヨネックス)が登場。序盤は赤尾・今別府がリードを奪うものの、藤井・垣岩が怒濤の攻めをみせ逆転。勢いそのままで藤井・垣岩がストレート勝ちを納めた。

試合後NEC SKY今井監督は「3―0で勝てたのは大きい。シングルス今井は1ゲーム取られたが、弱気にならず自分で試合を決められたので良かった。第2ダブルスの藤井・垣岩に関しては文句のつけようがない」と満足した表情でコメント。

一方の男子は全ての試合がファイナルと大接戦となった。第1ダブルスには三橋・大嶋(日立情報)の内定選手コンビとカレル・横山(金沢学院)が登場。三橋・大嶋はインカレ09ダブルス王者大嶋の強打を武器に序盤勢いを見せ、20本で第1ゲームを先制。しかし百戦錬磨のカレルが前衛で素早いタッチを見せ、得点を重ねると流れが一転。ファイナル三橋・大嶋も勢いを吹き返すも最後はカレルの虚をついたロングサーブに反応出来ずカレル・横山が見事勝利。

続くシングルスはインカレ09シングルス王者早崎(日立情報)と坂井(金沢学院)が登場。若手同士の戦いとなった試合は随所に安定感をみせた早崎が先制。第2ゲームは坂井がスピーディーな攻撃を見せて奪い返す。しかし「インカレ王者として負けられなかった」という早崎が意地を見せ、ファイナルで勝利。これで勝負は1―1のタイに。

第2ダブルスに登場したのは山下・舘田(日立情報)と車・浦窪(金沢学院)。第1ゲームは早崎の勝利で勢いづいた山下・舘田が素早いローテーションをみせ先制。第2ゲームはカレルから徹底してレシーブ叩き込まれた車・浦窪が硬いレシーブをみせ山下・舘田の攻撃をシャットアウト。チームの運命をかけた試合はファイナルゲームへ。インターバルまでスコアはタイで進む。終盤先に抜け出したのは山下・舘田。大応援団の声援を勢いに変え、相手のミスに付け込むと、流れは山下・舘田に傾きそのまま勝利を勝ち取ると横須賀アリーナのボルテージは最高潮に。見事ホームである日立情報通信エンジニアリングが勝利を納めた。

試合後日立情報杉山監督「チーム一丸となれた。第1ダブルスの内定選手選手の二人は緊張もあったが非常に良かった。山下・舘田はチームのエースダブルスとして全てを任せていた。」とコメント。ホームでの勝利とあって今後チームに勢いをもたらすであろう試合となった。

この日のために、日立の応援には明治学院大チアリーディング部がかけつけ1ラリーごとに熱い応援を選手に送った。「バドミントンの応援は初めてで、ラリーの速さにびっくりしました。もしまた応援する機会があったら、次は試合を楽しみながら応援したい」と晴れやかな表情で語った。

大熱戦であった横須賀大会はこうして幕を閉じた。

試合の詳細こちらから






写真:会場
   横須賀市長の吉田氏と小泉進次郎衆議院議員
   今井幸代(NEC SKY)
   早崎修平(日立情報)



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