2009年11月05日

世界ジュニアバドミントン選手権 日本は団体6位

 10月23日(金)からマレーシアのアロールスター市にて行われている2009世界ジュニアバドミントン選手権の全種目が終了。

 今年、日本は6位という結果を収めた。 日本は予選リーグにてシンガポール、フランスを5-0で下すとカンボジア戦は不戦勝となり、同予選リーグ最大の山場と見られていた強豪マレーシアと全勝同士という形で対戦。

星野・小林(埼玉栄高③)、福万・高橋(樟蔭東③・高岡西②)と男女のダブルスでポイントを上げるも、アウェイということもあってか、男女シングルスの渡邊(日章学園③)、三谷(金沢向陽③)、混合ダブルスの大滝・古西(東大阪柏原③・高岡西②)があと一歩及ばず敗戦。2-3で惜しくもマレーシアを下すことは出来ず、5~8位決定戦に進出。

マレーシア戦での敗戦を糧にチーム一丸となって戦うことを再確認した日本の初戦の相手はインド。渡邊のシングルスがファイナルの接戦で敗れてしまうものの、三谷、星野・小林、福万・高橋がしっかりストレート勝ちを収め、3-1でインドを下す。

そして5位をかけて強豪インドネシアと対戦。星野・小林がストレートで敗れるも三谷がファイナルの接戦を制して星を1-1のタイとする。続く渡邊は第1ゲーム20点まで持ち込むもストレート負け。しかし福万・高橋が抜群の安定感で勝利すると星は2-2とまたもタイに。そして迎えた最終混合ダブルス。大滝・古西は第1ゲーム17本で落とすも、第2ゲーム20-19とゲームポイントを握る。しかし、最後にインドネシアの意地を見せられ、ここから3連続失点で20-22のストレート敗退。あと少しで勝利を手にできた内容だけに悔しい結果となった。

 今大会優勝を手にしたのは中国。ジュニア世代においてもやはり強さを証明した。日本を予選リーグで下したマレーシアは決勝で敗れたものの2位。つまり日本も決勝進出を狙えるだけの力があるということがこれによって証明された。



個人戦では男子シングルスの渡邊が見事3位に入賞。準決勝では中国のエースと対戦。敗戦してしまったものの、1ゲーム目は先にゲームポイントを奪うなど好材料も多く見られた。今年のインターハイでは悔しい思いをしたエースが世界の舞台で結果を残した。

女子シングルスでは三谷が8強入り、タイ選手のやわらかいフォームからの丁寧な配球に対応しきれず敗戦を喫したものの勝ちある8強だ。

男子ダブルスではインターハイを圧倒的な強さで優勝した星野・小林が大会No.1のインドネシアを相手に、激しいドライブ戦に持ち込むが、決定打につなげることが出来ず惜しくも敗退。しかし注目ペアを相手に善戦を見せた。

女子ダブルスの福万・高橋は強豪中国と対戦。一進一退の攻防になるが、終盤にサービスフォルトを取られてしまい、ファイナル19本で敗退。しかしこちらも世界と互角に戦えることを証明した。

 混合ダブルスでは渡邊・新玉と小林・福万が4回戦まで進出。ほぼ即席とも思えるペアでここまで勝ち進むことが出来れば、しっかり作り込めば十分に世界で戦えると感じさせる内容だろう。

ジュニア世代が大きく世界の舞台で活躍した今大会。選手達はこれから社会人、大学へと進路を進めまた新たな舞台へと進む。そして中学生にして今大会招集された若き才能桃田。彼らが田児 賢一(NTT東日本)のように若くして日本の代表に上り詰めたように、彼らも今後の日本を背負って立つ日はそう遠くもないだろう。選手達の次の舞台での活躍に期待したい。

全日本人選手の結果はこちら
男子シングルス
渡邊 達哉(日章学園③)・・・3位
星野 翔平(埼玉栄③)・・・2回戦敗退
竹内 宏気(埼玉栄②)・・・2回戦敗退
桃田 賢斗(富岡一中③)・・・1回戦敗退


女子シングルス
三谷 美奈津(金沢向陽③)・・・ベスト8
高橋 沙也加(高岡西②)・・・3回戦敗退
高木 美季(富岡②)・・・3回戦敗退
古西 佳那子(金沢向陽③)・・・2回戦敗退


男子ダブルス
星野・小林(埼玉栄高③)・・・ベスト8
大滝・桃田(東大阪柏原③・富岡一中③)・・・2回戦敗退


女子ダブルス
福万・高橋(樟蔭東③・高岡西②)・・・3回戦敗退
三谷・新玉(金沢向陽③・名経大市邨③)・・・2回戦敗退


混合ダブルス
渡邊・新玉(日章学園③・名経大市邨③)・・・4回戦敗退
小林・福万(埼玉栄③・樟蔭東③)・・・4回戦敗退
大滝・古西(東大阪柏原③・金沢向陽③)・・・3回戦敗退

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