2009年10月07日

日本リーグ2009展望

 今年も国内最高峰のチーム戦、日本リーグがついに開幕。選手達はチームの威信をかけて、全国各地で熱戦を繰り広げる。昨年度は、男子1部はNTT東日本、女子1部は三洋電機が優勝。しかし、今年も全試合混戦必須であり、連覇することは容易ではなく、各チームともに、王者のイスを虎視眈々と狙っている。

●男子はやはり3強が今年も上位を占める展開が予想される。

【全日本実業団を圧倒的な強さで制したトナミ運輸】
もちろん日本リーグでも王座を狙う。佐々木、古財、平田・橋本、チャンドラ、黒瀬と戦力には申し分ない。日本リーグ初参戦の佐々木の戦いぶりにも注目したい。

【あくまで“国産”にこだわるNTT東日本】
エース田児を筆頭に、佐藤・川前、佐伯浩、堀川、山口、とシングルス陣が中心であるものの、着実に戦力も充実してきた。ダブルス陣の戦力不足をどう補って戦うかが勝利の鍵を握る。

【日本代表組を中心としたダブルス陣の層が厚い日本ユニシス】
新たに助っ人でインドネシア代表のアルベンの加入でダブルスでは世界クラスの実力者が揃う。シングルス陣は山田、井上、そしてケガからの復帰が待たれる池田雄が間に合うのか、そして内定選手の佐伯祐(日本大学)は社会人相手にどんな戦いを見せるのかが注目される。

【昨年Aクラス入りを果たした日立情報通信エンジニアリング】
3強に待ったをかける事ができるか。山下・舘田、長原・中尾、銭谷の今までの戦力に、今年は内定選手の早崎、大嶋(日本大学)、三橋(日本体育大学)という大型戦力を補強。新たに生まれるたくさんのオーダーに注目したい。

【Aクラスから転落してまったJR北海道】
チームの軸となる竹村のシングルスをポイント源に関野、多田、鈴木と安定感のあるダブルス陣。そして日本ユニシスから移籍の早坂という新戦力が加わり、再びAクラスに返り咲く可能性を大きく秘めている。

【最近はBクラスに甘んじてはいるくまもと八代 YKK AP】
園田、武山の爆発力のある若手と花田、田上、宮崎、小林といった経験豊富なベテラン勢が揃い、戦力では他のチームに全く引けをとらない。園田、武山の成長がチームの運命を左右する。

【昨年度一部に初参戦した金沢学院クラブ】
カレル、車、青山のAクラス並の力を持つダブルスに昨年度シングルスの核として戦った坂井と、堂々たるメンツが揃う。昨年度多くの番狂わせを起こしたチームの今年の戦いぶりは必見だ。

【昨年二部降格を見事乗り越えた東海興業】
有田・大滝のエースダブルスに、シングルスの軸となりつつある田村。この二つをポイント源に今年は上位進出を狙う。

●女子は全チームが混戦必須。予想のつかない展開となるだろう。

【今年度の優勝でリーグ8連覇を目指す三洋電機】
ケガで復帰か期待される小椋だが、出場は未だ未定。しかし、シングルスの廣瀬、今別府、関谷にダブルスの多谷・脇坂、松尾・内藤、三木・米元、森といった国内最強メンバーで今年も連覇記録更新に挑む。

 【全日本実業団ではあと一歩のところまで三洋電機を追い詰めたNEC SKY】
先日のYOJ2009で準優勝の末綱・前田を絶対的なポイントとして、今年は第二ダブルスが確立。成長著しい藤井・垣岩が計算できる存在となった。シングルスでは幡谷、今井といった国内でも実力者が揃っており、初優勝を目指す。

【Aクラスで安定した成績を残すも、二強の壁を破ることが出来ないNTT東日本】
しかし今年は昨年リーグ全勝の後藤、ダブルスでは09’全日本社会人準優勝の若手ペア樽野・橋本に加えベテラン田井、岩脇、広岡といったダブルス実力者を揃えて、二強へ挑む。

【メンバーを充実させ、上位に定着しつつある北都銀行】
日本代表メンバーのシングルス楠瀬は昨年一年間で間違いなく力をつけており、ダブルスでは三好・金上、小森・下崎を軸として、どこからでもポイントを取れるメンバー構成。今年も上位進出を目指す。

【Aクラスからついに転落してしまったヨネックス】
米倉、松田の抜けた穴はやはり大きく全日本実業団では日本ユニシスに3-0で敗れてしまった。しかし、赤尾・今別府の経験豊富なダブルスと、亀谷、柏原のシングルス。そして若手の成長によっては再び上位に返り咲くことが出来るのではないだろうか。

【少しずつ戦力が調いつつある七十七銀行】
シングルスの軸である平山に、ダブルスでは神、今井、服部、高橋といった充実したメンバーを揃え、上位チームにも対抗出来る力をつけてきている。今年は過去最高の4位以上の成績を目指す。

【一部に定着を果たした三菱電機】
藤澤・中村のトップダブルスを軸に木村のシングルスでさらにポイントを狙う。若手の成長と、第二ダブルスの確立が上位進出の鍵となる。

【ついに一部に登場する岐阜トリッキーパンダース】
昨年の入れ替え戦を勝ち抜き、一部に昇格を果たした岐阜トリパン。シングルスでは梅津、岩田、内定選手の江藤(東海学院大)。ダブルスでは山田・脇田、吉村・林といった高校、大学の各世代王者を揃え、充実したメンバーで今回のリーグに望む。いきなりの上位進出も十分にありえるチームには注目だ。

2009年リーグ開幕戦は10月11、12日(日、月・祝)より福岡県北九州市立総合体育館にて行われ、最終戦となる、12月26、27日(土、日)の大阪を目指し、選手達は戦い続ける。



詳細はこちらから




ニューストップページへ戻る

SPONSOR LINK

SPECIAL LINK