2012年06月07日

全日本実業団~女子・大会のみどころ~

2012年6月13~17日愛知県名古屋市「日本ガイシ スポーツプラザ ガイシホール」「稲永スポーツセンター」で厚生労働大臣杯・第62回全日本実業団バドミントン選手権大会が開催される。

女子・大会のみどころ

昨年の決勝は三洋電機からチーム名変更のパナソニックと伝統がありながら低迷していたNTT東日本が復活しての対決でした。パナソニックは日本ユニシスとの準決勝が大きなポイントでした。エース廣瀬が第一シングルスにて平山に敗れる波乱のスタートで1-2と逆大手をかけられて、一昨年と全く同じ展開、しかし、ここから一昨年と違い、関谷、今別府が連勝してユニシスの勢いを止めた。

一方のNTT東日本は準々決勝で前回優勝のルネサスと大激戦、ダブルスを二つ奪われながら樽野、橋本、三谷の活躍が光り、シングルス三つを奪い返すという大逆転劇での勝利をし、準決勝では広島ガスを3-0と降しての決勝進出でした。この対決は1987年以来(当時三洋電機、NTT東京)24年ぶりの決勝対決となった。

パナソニックは2004年から9年まで6年連続決勝進出していて、2010年に3位に甘んじ、昨年の優勝への意欲はNTT東日本チームを圧倒した。パナソニックは三洋電機からチーム名を変更しての初優勝、通算16度目となった。

広島ガスは準決勝で力つきてしまいましたがこのゾーンのシードのヨネックスを大接戦の末、破って勢いに乗る三菱電機を撃破してのベスト4進出、その健闘は称賛にあたいする戦いぶりでした。その他の試合についても熱戦の連続であり、大会を盛り上げてくれましたチーム、選手に改めて敬意を表したいと思います。
 
今大会の優勝争いはいままでは2強、3強と言ってきたがなんと実力伯仲のパナソニック、NTT東日本、日本ユニシス、ルネサスの4強の激突となる。パナソニックはシングルスでは廣瀬、今別府、関谷、ダブルスでは松尾・内藤組、三木・米元組とやはり、優勝候補№1の強力布陣である。

しかし、これに続く3チームも総合力において負けてはいない。昨年準優勝NTT東日本、実力者後藤、樽野に橋本、三谷が急成長でシングルスの3本柱が確立、20年ぶりの王座奪回に燃える。日本ユニシスは日本リーグ2連覇中の実績を自信にシングルスの打田が安定感を増し、昨年の屈辱を晴らすべくチーム一丸となり初優勝を狙う。ルネサスは末綱・前田組、藤井・垣岩組が健在、優勝するためにはシングルス陣の奮起次第となる。組合せでは第二シードNTT東日本は準々決勝で昨年同様にルネサスと対決が濃厚、絶対見逃せない一戦となる。

これらのチームに一矢報いたいのが実業団に強い実績のある第4シード広島ガス、日本リーグ1部チーム北都銀行、ヨネックス、七十七銀行、岐阜トリッキーパンダース、他、三菱電機、パナソニック鳥取、日立化成、JR北海道、富山トヨタ自動車、JP日本郵政、山陰合同銀行等であり、各チームとも、目標は大きく、優勝を目指してチャレンジしてほしい。今年は地元となる豊田通商には上位進出のチャンスがあり、健闘を期待したいところです。

組合せPDF

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■パナソニック
昨年、王座奪回!目指せ、連覇!シングルスはエース廣瀬、今別府に高橋沙也加の急成長、ダブルスは
松尾・内藤組、三木、米元組に福万・與猶組が力を付け、総合力はやはりNO.1。

■NTT東日本
信頼できる後藤、単複の軸になる三谷に橋本がシングルスで急成長して、樽野、新玉がダブルスに専念で
きる状況になる。新人矢野、西山の加入で優勝できる実力を充分備えているチーム!!今年こそは本気で20年ぶりの優勝を狙いたい!!

■日本ユニシス
ダブルスの軸の高橋・松友組が昨年、全日本総合選手権優勝。シングルスはワン・ロン、打田、栗原、野尻野と
豊富な戦力に新人篠谷が加わり、総合力アップ!今年こぞは初優勝!!

■広島ガス
監督が代わり、メンバーの入れ替わりもあり、若いチームに!日本リーグでは2部に降格したが
元々力のあるチーム!!新人桜井みどりの加入でダブルスがさらに強化!!

■ルネサス
『目標!いつも優勝!』。二枚看板末綱・前田組、藤井・垣岩組がロンドンオリンピック出場権獲得し、
雰囲気は最高。神戸大会優勝の再現を誓う。

■ヨネックス
昨年ベスト4のシード確保ならず、しかし、日本リーグでは2部優勝、強豪広島ガスとの激戦を制しての
1部昇格、今年もベテラン今別府、亀谷に柏原、田村、板垣が着実に力をつけ、新人土井杏奈が加入、単複とも
戦力アップ!!まずは4シードを奪回!!

■北都銀行
安定してベスト8を確保していたが昨年ベスト8入りにてACT SAIKYOに2-3の惜敗。
組合せ抽選にて奇しくもACT SAIKYOと対戦のゾーンに、最高のリベンジのチャンス!!

■七十七銀行
少数精鋭7人のチーム。平山の抜けた穴は大きく、服部、神、今井、大森と2年目幡谷、杉山、坂口全員で
補い、大会に臨む!!粘り強さ、チームワークの良さが身上のチーム!

■三菱電機
一昨年、ヨネックス戦ではダブルス二つ先取して、シングルス三つの敗退!!昨年も同じ展開ながら、大迫が
食い止めて、リベンジ!!しっかりしたチーム作りをしているチーム!目標はあくまでベスト4!!

■JR北海道
後藤キャップテンを中心に阿野、永野、工藤、中川、平敷の布陣。チームのまとまりは抜群!
来年は札幌開催、今年勢いを付けよう!ファイト!!


==美郷茂樹==


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