2012年05月01日

池田信太郎・潮田玲子ロンドンオリンピック出場権確定記者会見

5月1日日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区)で日本ユニシス実業団バドミントン部のミックスダブルス池田信太郎・潮田玲子組によるロンドンオリンピック出場権確定を報告する記者会見が行われた。

2011年5月オリンピックレーススタート時は16位、レース期間1年間には怪我などで棄権する大会もありながらも、15カ国21大会・46試合のオリンピックレースを戦い抜き、5月3日の確定時には世界ランキング11位とし出場を確定させた。2010年5月17日この場所で潮田玲子移籍記者会見から約2年、ロンドン五輪出場を実現させ嬉しい会見となった。

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その他会見写真


【記者会見コメント】

池田信太郎
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―感想
「出場権を獲得して嬉しい気持ちと、やっと次のステップにすすめるという思い。ロンドンでしっかり自分の思ったパフォーマンスが出せるよう、ロンドンまでの3カ月しっかり準備したい。」

―前回五輪から成長した点
「オリンピックに対する感じ方が変わった。出るだけでは満足できない、本番でどうパフォーマンスすするかという意識が成長した点」「北京五輪を経験し、2度目ということで良い準備が出来ると思う。」


潮田玲子
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―感想
「(インドOPで出場確定させ)ほっとしている。ロンドン五輪は北京五輪のときよりも素直に楽しめそう。思いっきり戦ってこようと思うし、出るからにはメダルを目指したい。」

―前回五輪から成長した点
「ミックスダブルスとして1からスタートし、環境を変え、とにかく新しいことに挑戦していく中ですごい苦労もあった。レースを通して気持ちも充実しているし、人として成長につながった。」「自分達が一番良いピークを持っていけば世界トップと戦える自信もある。」


■小宮山監督

―池田/潮田の良いところ
「バランスのよさ。海外の選手には飛び抜けた能力がある選手がいるが、イケシオは崩された時にバランスを立て直す能力を持っている。2人ともシングルスの経験もあるため3点カバーもできる。ローテンションに関して世界でトップクラス。ロングラリーになった時相手よりしっかりローテーションし攻め切れる。」


【池田信太郎・潮田玲子組がオリンピックポイントを獲得した大会】

7700PT-2011年12月スーパーシリーズファイナル/3位 
6050PT-2011年10月デンマークオープンSSP/8強  
5040PT-2012年04月インドオープンSS/8強     
4900PT-2011年07月USオープン/3位        
4900PT-2012年04月オーストラリアGPG/4強    
4800PT-2011年08月世界選手権/ベスト16      
4510PT-2011年05月スディルマンカップ/       
4320PT-2012年01月韓国オープンSSP/バスト16  
4320PT-2011年06月インドネシアSSP/ベスト16  
4250PT-2011年06月ロシアオープンGP/2位     

合計獲得ポイント=50790.356PT


池田信太郎・潮田玲子組はロンドンオリンピックでのメダル獲得を目指し、5月・6月さらなるレベルアップのためチームや中国チームとの強化練習に入る。試合にはインドネシアオープンへの出場が予定されている。記者会見の中で強化ポイントについて中條彪総監督から「試合終盤でも動きのスピードが落ちないよう体力アップと、連続得点を得るためのサービス回りの強化などを行っていく」と説明があった。

また会見には北京オリンピック後「イケシオ」結成からサポートしてきた日本バドミントン協会の今井理事も参加 「簡単にロンドンに行けたようで本当に大変だったと思う、今日はお祝いにかけつけました。それと記者会見での2人の表情が硬いだろうから心配で来ました…ロンドンオリンピックでぜひメダル目指してほしい、私がいつでも相手になる」と激励のコメントで会場を和ませていた。


【オリンピックレース写真】

スーパーシリーズファイナル 世界で出場枠8ペアのみのスーパーシリーズファイナルへの出場権を得ると、奇跡的なグループリーグ勝ち上がりをみせ3位入賞を果たす
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デンマークオープン スーパーシリーズプレミアで8強入りし喜ぶイケシオ
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スディルマンカップ  ドイツペアからファイナルゲームの末、貴重な勝ち星を奪う
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韓国オープン 2回戦で0-2ストレートでの悔しい敗退
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2011年全日本総合 悲願のミックス日本一 オリンピック前にどうしてもほしかったタイトルと口にする
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関連URL:

日本ユニシス実業団バドミントン部 池田信太郎潮田玲子


関連ページ:

ロンドンオリンピック出場枠基準 




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